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NEC、LTE通信機能を内蔵したVPNルーター「UNIVERGE IX-R2610-4G」など2製品を発表
2025年6月6日 10:00
日本電気株式会社(以下、NEC)は、法人向けルーター製品群「UNIVERGE IX-Rシリーズ」において、LTE内蔵のワイヤレスVPNルーター「UNIVERGE IX-R2610-4G」、ならびに小型VPNルーター「UNIVERGE IX-R2510」を、6月より順次受注開始すると発表した。
新製品のうち「IX-R2610-4G」は、LTE通信機能を内蔵し、SIMカードを装着するだけでモバイルネットワークに接続できるワイヤレスVPNルーター。固定回線を敷設することなくインターネットなどに接続できる点が最大の特長だ。
有線インターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×5(うち4ポートはスイッチ)と、USBポート×1、シリアルコンソール×1を搭載。最大2GbpsのIP転送性能、最大1.8Gbpsの暗号化性能(VPN時)を備えている。
価格は18万3000円(税別)で、6月25日より受注を開始。出荷開始は6月30日を予定する。
一方の「IX-R2510」は、135×196×36mm(W×D×H)の小型筐体を採用したVPNルーター。小型ながらも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×5(うち4ポートはスイッチ)とシリアルコンソール×1を搭載するほか、電源モジュールを内蔵しているため、設置時の利便性も向上しているという。また、IP転送性能は最大2Gbpsで、最大1.2Gbpsの暗号化性能(VPN時)を備えた。
価格は11万3000円(税別)。受注開始・出荷開始とも、10月下旬を予定している。
なお新製品はいずれも、クラウド型統合管理サービス「NetMeister」との連携により、他社製機器を含む「NetMeister」非対応ネットワーク機器の状態把握や異常検出などを一元管理できる「マルチベンダ管理機能」を利用できるとのこと。
NECは、6月11日~13日に千葉市の幕張メッセで開催される展示会「Interop Tokyo 2025」にて、これらのルーター製品の展示を予定している。