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シャープ、アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」に月報作成機能などを追加
2025年2月12日 11:10
シャープの子会社である株式会社AIoTクラウドは12日、アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」において、月報作成機能の追加などの機能強化を実施し、2月13日から提供開始すると発表した。
スリーゼロは、ドライバーのアルコールチェック結果を適切に管理するためのサービス。市販のアルコール検知器で運転者の酒気帯びの有無をチェックし、スマートフォンアプリ経由で、検査結果をクラウドに送信・保管することができる。
今回のアップデートでは、従来の運転日誌機能を拡張し、日々の運転日誌のデータを自動集計して管理者用のWeb画面から月報を出力作成できる新機能を提供する。具体的には、運転者ごとに出力可能な「運転者月報」と、車両ごとに出力可能な「車両月報」に対応でき、Excel形式で出力を行えるとのこと。こちらはレギュラープランとプレミアムプランで利用可能だ。
また、アルコール検知器の読み取りに使用しているOCR読み取り機能が、車両のオドメーター(積算走行距離計)に対応した。運転日誌の入力画面から、スマートフォンのカメラでオドメーターを撮影すると、通知を認識して、走行距離の値を運転日誌へ自動で入力してくれる。なお、運転日誌作成時に、あらかじめ撮影しておいたオドメーターの写真をアップロードする方法にも対応しており、こちらの場合は、アップロードされた写真から数値を認識して運転日誌に反映する。こちらは、最上位のプレミアムプランで利用できる。
このほか今回は、運転者用アプリがプッシュ通知に対応した。指定した時間に全運転者への通知を行う1)一斉通知と、条件に合致した運転手のみに通知する2)個別通知を利用可能。1)では、メッセージの内容を任意に設定できるので、例えば、アルコールチェックの実施を促すメッセージを運転手に直接通知することで、実施漏れの防止に貢献するとしている。なお、1)は全プラン、2)はプレミアムプランで利用可能である。
運転者1名あたりの参考価格(税別)は、アルコール測定記録に対応するシンプルプランが月額300円、運転日誌の作成も利用できるレギュラープランが月額500円、車両予約やダッシュボードをはじめ、すべての機能を利用できるプレミアムプランが月額900円。また、事務所あたり1万5000円の初期導入費がかかる。