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AIoTクラウド、アルコールチェックサービス「スリーゼロ」にAI顔認証や免許証読み取りなどの新機能を追加

 株式会社AIoTクラウドは6日、アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」のアップデートを11月30日より順次開始すると発表した。12月1日より開始されるアルコール検知器使用義務化により、安全運転管理者はアルコール検査の徹底に加え、これまで以上に厳格な管理運用が求められるが、今回の機能強化によってこれを支援するとしている。

 スリーゼロは、ドライバーのアルコールチェック結果を適切に管理するためのサービス。市販のアルコール検知器で、運転者の酒気帯びの有無をチェックし、スマートフォンアプリ経由で検査結果をクラウドに送信・保管することができる。

 このスリーゼロでは以前から、アルコール検査時に運転者画像を撮影・登録する機能を備えており、なりすまし防止に対応していたが、今回のアップデートでは、アルコール検査時に撮影した運転者画像をAIが自動で顔認証し、本人確認を行える「AI顔認証」機能を搭載した。AI顔認証により、すぐに運転者を確認可能になることで、管理者の本人確認作業の負担軽減に加え、なりすまし防止のいっそうの強化にもつながるとのこと。

 また、義務化で必須になる“検知器の常時有効保持”を支援する、「検知器管理」機能が追加された。大企業など検知器の保有台数が多い企業では、検知器の保守管理において多大な負荷が予想されているが、保有するアルコール検知器ごとの有効期限や使用回数などをツール上で管理でき、使用者と検知器を個体識別番号でひも付けられるので、機器の入れ替え時期が明確になり、管理者の検知器管理業務の負担を軽減するとしている。

 なお管理可能な検知器として、エレコム製アルコールチェッカー「ALSmart(アルスマート)」に対応。アルコール検査時にBluetoothで接続した際に、自動で個体識別番号や残使用回数などを取得し、管理ツール上で把握できる。

 このほか、NFC対応スマートフォンに免許証をかざすだけで、簡単に有効期限を確認できる「免許証読み取り」機能も搭載した。また、読み取った有効期間の末日は自動的に管理ツールへ登録され、有効期限1カ月前から定期的に運転者へメール通知できるので、免許証の更新忘れなどを未然に防止することが可能とのこと。