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日立ソリューションズ、気象災害発生時から復旧までの災害対策を支援するソリューション

 株式会社日立ソリューションズは、気象情報や設備などの情報を地図上に重ね合わせて、気象災害のリスク検知から災害時の現場対応まで、企業のBCP活用を支援する「GeoMation 災害対策ソリューション」を、4月1日より提供開始すると発表した。

 「GeoMation 災害対策ソリューション」は、現場におけるさまざまな情報を地図上で重ね合わせて可視化し、管理者と現場作業者がデータを共有しながら、対象となる地域に対して必要な対策を行えるように支援するソリューション。

 具体的には、企業が保有する工場や倉庫、設備などの管理情報に、地図、気象情報、IoTなどのデータを重ね合わせ、発災前、発災時、復旧時といったフェーズごとのリスクを可視化できるという。システムでは、地理情報の高速表示技術により、さまざまなデータとのスムーズな重ね合わせ表示できるほか、過去の災害データの蓄積・活用により、復旧後の振り返り、今後の災害発生に向けた対策の策定を支援するとした。

 さらに、減災に向けた現場作業を作業ごとに進捗管理することにより、効率的な設備点検、適切で安全な労務管理を支援するとのこと。

 なお気象情報については、民間総合気象会社の株式会社ハレックスとの連携によって提供され、約1km四方の気象情報や1時間単位の警戒レベル情報を活用した災害発生リスクの可視化、リスクの高い設備情報の自動抽出・通知が可能。管理者はこれらの情報にを活用して、現場作業者に対し、作業の中断計画や点検体制の確認など、警戒レベルが上がる前に必要な作業指示を適切に送れるとしている。