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ハレックス、生成AIで気象データを利用するためのAPIを提供

 株式会社ハレックスは、生成AIで気象データを利用するためのAPIを4月1日に提供開始した。

 ハレックスの気象データを生成AIで利用することで、正確な出力により生成AIサービスの信頼性が向上すると説明。ハレックスは、2012年からAPIによる気象データ提供実績があり、2024年10月には外部生成AIサービスを活用した検証を実施し、同社気象データを基にして、生成AIが正確な回答を生成できることを確認したという。

 また、RAG検索工程の開発のみで実証実験を開始でき、気象データの多くは3次メッシュコードで管理されているため、他のデータとの連携がしやすいと説明。低コストで運用可能で、気象データの最新情報への更新はハレックスが行うため、顧客による最新データへの更新作業が不要で、サービスを利用することでLLMに気象データを学習・維持させるためのコストは不要になるとしている。

 ハレックスでは、生成AIサービスでの気象データの活用としてはさまざまなユースケースが考えられ、さらにSDV市場や対話型AIエージェントサービス市場への展開も期待できると説明。今後は、生成AIサービス開発企業や生成AIサービス提供事業者との積極的な共創を推進し、3年後には売り上げ20億円を目指すとしている。

生成AIにおけるハレックス気象データの活用イメージ