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ゲットワークス、湯沢GXデータセンター内で「NVIDIA GPU H200」搭載サーバーの運用を開始

 株式会社ゲットワークスは25日、新潟県湯沢町で株式会社GXテクノロジーと共同で運営するコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」内に、「NVIDIA GPU H200(以下、H200)」搭載サーバーを設置して、運用を開始したと発表した。

 湯沢GXデータセンターで既に稼働して運用していた「NVIDIA GPU H100(以下、H100)」と比較して、H200は演算用メモリの61GB増加、メモリ帯域幅が約43%増加することにより、演算のためのメモリ処理能力が向上したことで、生成AIにおける推論等に要する時間を大きく短縮できる。また、消費電力の効率化が進んだことで、増加した演算能力に対する消費電力の増加を抑えられる。

 ゲットワークスでは、消費電力やエネルギーコストに注目が集まる現在、H200は生成AIが次のフェーズへ向かうための大きな推進力になると説明。生成AIの技術が進歩し、社会に浸透していく中で、これからの活用を検討している企業や、GPUサーバーの新規・追加導入を検討している企業・大学・研究機関などへ、検証・開発環境を提供するとしている。

 サーバースペックは、GPUがNVIDIA HGX H200 SXM×8、CPUがAMD EPYC 9654(96コア/192スレッド、2.4GHz×2)、メモリが96GB(DDR5 4800MHz)×24。サーバーは1台(GPU×8枚)ごとの占有貸し、またはGPU1枚単位の共有貸しで利用できる。

 提供する検証・開発環境には、顧客所有のストレージやネットワーク機器などを持ち込んで、独自の検証環境構築にも対応する。

 また、今回導入のH200サーバーは空冷タイプとなるが、湯沢GXデータセンターでは水冷サーバーの稼働環境についても構築が完了しており、近日中に水冷サーバーの導入、稼働を予定するとしている。