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GXテクノロジーとゲットワークス、AI・HPC(H100)サーバー専用コンテナデータセンターを運用開始

 株式会社ゲットワークスは24日、同社が設計・開発したコンテナデータセンター「コンテナサーバ」を、株式会社GXテクノロジーが運用する再生可能エネルギー100%のコンテナデータセンター「湯沢GXデータセンター」内に設置して運用すると発表した。

 豊富な電力と再生可能エネルギーを活用し、CO2削減を行うとともに安定したサーバー運用環境を提供すると説明。運用面においては、日本国内におけるAI・HPCサーバー技術者不足問題にも、サーバーメーカー技術者、AI・HPCサーバー専門技術者と連携してフルサポートで対応するとしている。

 ゲットワークスでは、これまで200棟以上のさまざまなコンテナデータセンターの構築実績を基に、数々の実証実験を繰り返し、AI・HPC(H100)専用のコンテナデータセンターを開発した。

 独自のエアフローにより、複数台のサーバー設置を可能にし、1コンテナ(20フィート)に最大4~6台のAI・HPC(H100)サーバーを設置できる。また、近日発表のコンテナ連結タイプでは、さらに1コンテナあたりの収容台数が増やせるとしている。

 セキュリティ面では、コンテナ開錠からサーバーラック到達までに、6段階の施錠・認証を備える。

 コンテナデータセンターはコンテナごとに自由なレイアウト・電源構成をすぐに実現でき、高負荷のAI・HPCサーバーにも対応するラックあたり30~100kVA(最大)の提供が可能。電源については、電力会社の系統電力×2系統、バイオマス発電×2系統のうち3系統を、蓄電池・UPS経由で提供する。

 冷却方法は基本は空冷による冷却となるが、外気冷却、水冷にも対応。非常用発電機は24時間30日以上連続運転可能で、自社開発したコンテナ型蓄電池と大量のバイオマス燃料保有により、非常時においても長期間の無停止運用が可能としている。

 ゲットワークスとGXテクノロジーでは製品およびサービスを、4月24日~26日に東京ビッグサイトで開催される「第33回 Japan IT Week 春 IT運用管理&データセンターEXPO」に、コンテナデータセンター実機とともに展示する。