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ゲットワークス、AI用液冷GPUサーバー専用のコンテナデータセンターを運用開始

水冷/液冷コンテナサーバーのイメージ

 株式会社ゲットワークスは23日、同社が設計・開発した水冷/液冷対応のコンテナデータセンター「コンテナサーバー」を、株式会社GXテクノロジーと共同で運営する新潟県湯沢町のコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」内に設置して、運用を開始すると発表した。

 ゲットワークスでは、2010年からコンテナ型データセンターの設計・開発を開始。2014年の1棟目完成から現在に至るまで、200棟以上のコンテナ型データセンターを国内にて自社設計・構築・運用してきた実績を持ち、データセンターの立地、環境、サーバー用途に合った冷却ソリューションと最適な消費電力量や電力効率の研究・開発を続けてきた。

 液体冷却についても、8年前からその有用性に着目し、雪冷熱や井水、用水、河川水を組み合わせた冷却機構についてのさまざまな実証実験を、独自開発したコンテナ型CDUを用いて行い、数多くの検証データを収集してきたという。

 今回、日本初導入となるSupermicro製の液冷クーリングタワーと、液冷GPUサーバーやCDU(Coolant Distribution Unit)を搭載したサーバーラックを導入することにより、20フィートコンテナ1台に、液冷GPU(H100/H200)サーバー24台(GPU192基)を高密度で稼働させることを可能とした。

 これに伴い、液冷GPUサーバーの設置や動作検証を検討する顧客に対して、10月23日から第一期として、液冷GPU(H100/H200)サーバー6台分の先行受け付けを開始した。