ゲットワークス、コンテナ型データセンターにSupermicro製液冷クーリングタワーを導入

　株式会社ゲットワークスは23日、新潟県湯沢町で株式会社GXテクノロジーと共同で運営するコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」に、Supermicro製の液冷クーリングタワーを世界初導入（2024年12月末時点での型番）したと発表した。

　ゲットワークスでは、現在発表されている次世代GPUおよびその搭載サーバーを既存の空冷環境で稼働することは、処理すべき熱量や冷却に必要とする電力量などの課題が多く、実質的に液冷対応がマストとされる中、国内IT基盤の拡充はサーバー稼働環境であるデータセンターの対応にかかっていると言っても過言ではないと説明。

　今回世界初導入となったSupermicro製液冷クーリングタワーに加え、Supermicro製の液冷GPUサーバーやCDU（Coolant Distribution Unit）を搭載したサーバーラック、シュナイダーエレクトリック製の水冷式局所冷却空調機「Uniflair Chilled Water InRow Cooling」などを組み合わせ、これらの液冷ソリューションと長年培った独自の水冷ノウハウを融合させることで、国内屈指の水冷GPUサーバー稼働環境の実現を目指すとしている。

　今回の液冷クーリングタワー導入にあたりゲットワークスは、台湾から来訪したSupermicroのエンジニアチームと連携し、設置・取り付け・調整など一連の作業を年末年始にも作業を継続したことにより、2025年1月早々に本稼働を開始できたという。

　今後は、今回の導入で得た知見をより多くのパートナー企業と共有・協業することにより、液冷対応がマストとなるGPUサーバーおよび、液冷環境の導入に悩む企業へのAIインフラの促進に貢献していくとしている。