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シヤチハタの「Shachihata Cloud」、AIによる検索と入力サポートで電帳法対応を支援する新機能
2024年11月6日 11:55
シヤチハタ株式会社は5日、バックオフィスデジタル化サービス「Shachihata Cloud」で提供している「長期保存キャビネット」において、キャビネット内でOCRにより読み取った文章から、検索キーワードや電子帳簿保存法関連ワードをAIで自動抽出し、入力補助を行う新機能「電帳法AI-OCR」を、β版として無償提供すると発表した。
Shachihata Cloudは、電子印鑑、ワークフローを中心とするさまざまな機能で業務効率化を支援するクラウドサービス。長期保存キャビネットは、電子帳簿保存法に対応した文書管理を実現する機能で、「フリーチョイス」プランでは、ファイルをアップロードした日から半年間が保存期間となるが、追加で長期保存キャビネットを購入するか、「文書管理充実セット」プランを契約すると、無期限のデータ保存が可能になるという。
今回、β版が提供される「電帳法AI-OCR」機能は、その長期保存キャビネット内で、OCRにより読み取った文章から、検索キーワードや電子帳簿保存法関連ワードをAIで自動抽出する機能。
改正電子帳簿保存法の検索要件においては、「取引年月日」「取引金額」「取引先」といった取引情報を検索できる状態で保存することが定められているが、従来のShachihata Cloudでは、各文書を保存する際に、検索要件に準拠するための検索項目を手入力で設定する必要があり、これらの作業工数とヒューマンエラーが課題になっていたとのこと。
しかし新機能では、保存した文書から検索キーワードや取引情報(取引年月日、金額、取引先)の候補をAIが抽出し、関連ワードを検索結果項目として表示してくれる。さらに、電子帳簿保存法対応のための取引情報項目の入力設定時に、AIで抽出した取引情報候補の文言がサジェスト表示され、文言を選択するだけで入力が簡単に行えるようになるとした。