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シヤチハタ、「Shachihata Cloud」と「Smartec Vision」を融合させたDXソリューション

第1弾として「帳票管理」をリリース

 シヤチハタ株式会社は21日、クラウド型の電子印鑑・電子署名サービス「Shachihata Cloud」と、外部データを分析・収集して活用できるサービス「Smartec Vision」を組み合わせたソリューション「SDXプラットフォーム」を提供すると発表した。今回はその第1弾として、「帳票管理」をリリースしている。

 シヤチハタでは、契約・承認プロセスのデジタル化を推進するShachihata Cloudを2020年に、また、企業のデータ活用を強化し、企業の意思決定の高度化と生産性向上を支援するSmartec Visionを2024年にローンチし、企業の業務改革を支援してきた。

 今回はそうした流れの中で、企業の多様化するニーズに応え、DX推進をよりスムーズかつ効果的に実現するため、両サービスの強みを融合させ、「SDXプラットフォーム」として提供するという。

 この「SDXプラットフォーム」では、実際の運用に合わせた自由度の高いカスタマイズが可能なほか、Shachihata Cloudのワークフロー機能やバックオフィス機能、Smartec Visionのデータ連携やデータ可視化といった機能を統合的に活用できるのみならず、すべてのデータを一元管理可能にしているとのこと。

 今回、第1弾として提供される「帳票管理」では、業務プロセスごとのデータをシームレスに一元管理し、用途に応じたデータの可視化や帳票出力などを行えるため、従来、表計算ソフトウェアで行っていた入力や集計作業から解放されるとしている。

 例えば請求業務においては、請求書の発行や送付(Webダウンロード)に関する機能を提供するだけでなく、送付データの管理、受取側での状況の可視化までを一元化できるので、請求書の管理に関する煩雑な作業や労力、時間を削減するとした。また、それ以外の各種帳票(領収書、納品書、明細書など)についても、テンプレート作成から一括発行、データの一元管理までを一括して対応可能とのこと。

 価格は、初期費用(システム導入)で11万円(税込)から。シヤチハタでは、企業の運用に合わせ、セミオーダーで業務にフィットするサービスを提供できるとアピールしている。