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dotData、生成AIとの連携を強化した「dotData Insight」など各製品のアップデートを発表

 米dotDataは4日、特徴量自動設計により企業のデータ分析・利活用を支援する、同社製品のアップデートを発表した。

 dotDataのAIがデータからのインサイトを導き出す「dotData Insight」のバージョン1.1では、プレビュー機能として、「業務課題に対するデータの活用方法」を生成AIがアドバイスする「ユースケースアドバイザー」を搭載した。この機能は、データの活用ノウハウの少ない業務部門が、データ活用のアイデアを企画することを支援し、業務部門によるデータ活用の民主化を加速する。バージョン1.1にはその他にも、Viewerロールによる権限管理、大規模データ処理のためのクラスタデプロイ、監査ログの強化、生成AIとの対話の複数スレッドなど、さまざまな機能を強化した。

 また、ユースケースアドバイザーは、2024年に提供を開始したビジネスアナリティクス人材育成サービスの中でも活用され、データ分析にとって最も重要な「業務課題をデータ分析課題へと落とし込む力」の育成を強化する。

 データサイエンスのプロセス全体を自動化するノーコード機械学習プラットフォーム「dotData Enterprise」のバージョン3.6では、プレビュー機能として、生成AIによるデータ変換の支援機能が組み込まれ、自然言語からデータ変換ロジックを指示することで、柔軟にデータを加工することが可能となる。また、バージョン3.6は、LTS(Long-Term Support)としてのリリースとなる。

 dotDataのAIによってデータ中心の特徴量エンジニアリングを実現する「dotData Feature Factory」では、2024年7月に発表のSnowpark on AWSへのデプロイに続いて、Snowpark on Azureへのデプロイをプレビューサポートした。これにより、Microsoft Azure上での機械学習モデルの開発や、データインサイトの発見がさらに強化される。

 dotDataは、企業のデータ利活用を加速するための弊社の製品群を今回全体にわたり強化することで、クライアントならびに各企業における多種多様な業務プロセスをさらに変革し、生産性向上と新たなビジネス価値創造につなげるよう取り組んでいくとしている。