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dotData、「dotData Enterprise」「dotData Feature Factory」「dotData Ops」の機能強化を発表

 米dotDataは4日、ノーコードで予測分析を自動化する「dotData Enterprise」、AIによりデータ中心の特徴量エンジニアリングを実現する「dotData Enterprise」、データ加工、特徴量、機械学習による予測のパイプライン全体の運用を効率化、自動化する「dotData Ops」の各製品について、機能強化を発表した。

 dotData Feature FactoryとdotData Opsの連携強化では、dotData Feature Factoryを利用してデータサイエンティストが開発する特徴量生成と予測実行のパイプライン全体を、dotData Opsへデプロイすることが可能になる。この連携により、データサイエンティストは、dotData Feature Factoryを利用して、柔軟に特徴量を設計しつつ、Pythonのシングルコマンドによって特徴量と予測モデルを運用化できる。

 dotData Opsは、Microsoft Azureをサポートした。これにより、Microsoft Azure上でdotData Enterpriseを利用、あるいはAzure Machine LearningやAzure Databricks上でdotData Feature Factoryを利用して開発した特徴量と予測モデルを、Azure環境内で運用化することが可能となる。dotDataの製品とMicrosoft Azureのエコシステムの連携がさらに強化され、Microsoft Azureユーザーが、データから最大限の価値を引き出すプロセスを加速するとしている。

 dotData Enterpriseの機能強化では、エンティティリレーション(ER)図の可視化と編集機能により、dotDataの特長ある複数表からの特徴量自動設計を視覚的に設定することが可能になる。また、新たなテーブル変換機能では、任意のSQLによってインポートされたテーブルの変換が可能となり、ユーザーに固有のデータ加工を、dotData Enterprise上で実行できるようになる。さらに、dotData Enterprise 3.2で導入されたAPIを強化し、Python SDKを提供する。これにより、Python APIからdotData Enterpriseの操作が可能となり、特徴量探索やモデル開発のワークフロー自動化を加速するとしている。