ネオジャパン、使い勝手の改善などを実施したビジネスチャット「ChatLuck V5.6」　夏にはChatGPTとの連携機能も提供

　株式会社ネオジャパンは5日、ビジネスチャット「ChatLuck」において、さまざまな既存機能の使い勝手などを強化した新版「同 V5.6」を提供開始すると発表した。また2023年夏には、ChatGPTとの連携機能を提供する予定であることも発表している。

　ChatLuckは、PCやスマートフォン、タブレットといったさまざまな端末を用いて、個人間やチーム、社内外のコミュニケーションを効率化するビジネスチャットシステム。一般にビジネスチャットはクラウドサービスとして提供されることが多いが、ChatLuckはクラウド版、オンプレミス版の双方が提供されている点が特徴で、一般企業はもちろんのこと、高い機密性が求められる地方自治体や医療・介護団体など、さまざまな企業・団体で使用されているという。

　今回の新版では、チャットにおけるリアクションのリアルタイム通知など、主に使い勝手を改善する機能強化・拡張を行った。ChatLuckのチャットでは、各人の発言に対してリアクションを送ることができるが、今回は自分の発言に対するリアクションをリアルタイムで確認できるようになった。

　また、チャット内での複数の話題を整理するトピック機能では、「タイムライン上でのトピック名表示」「タイムラインから直接トピックに送信」などを可能にしており、使い勝手を向上させている。また「トピックにないメッセージのみ表示」も可能になっており、後からチャット内を振り返る時に便利に利用できるとのこと。

　このほか、メッセージの状態アイコン見直し、ホバーメニューの操作性改善なども行われている。

　一方で2023年夏には、OpenAIの提供する生成AI機能であるChatGPTとの、セキュアな連携機能を提供することも明らかにされた。ネオジャパンでは、組織内コミュニケーションの基盤となるビジネスチャット内にChatGPTを参加させることで、チームとAIとを協働させ、新たなる付加価値を提供できるようにしたい考えで、現在は正式版の提供開始に向けて開発を進めている。

　なお、企業・団体がChatGPTを活用するうえで懸念されるセキュリティ面についても配慮されており、入力情報を学習されたり二次利用されたりすることがないよう、安全な環境での利用を実現するとした。