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トヨクモクラウドコネクト、自治体の給付金支給業務を支援するBPaaSを発表

 トヨクモクラウドコネクト株式会社は11日、住民向け給付金支給業務のBPaaS(Business Process as a Service)を提供開始すると発表した。

 BPaaSとは、SaaSを活用した効率的なビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)のこと。今回提供が発表された新サービスは、住民向けの給付金支給業務を支援するBPaaSで、同業務に関するシステム構築だけでなく、紙申請の対応やコールセンター業務などのアナログな業務も含め、給付金支給業務を一括で委託できるという。

 SaaSを用いて給付金支給のプロセスをシステム化しているため、迅速かつ安全な業務遂行を実現する点も特徴で、トヨクモクラウドコネクトでは、1万人の住民への支給であれば1週間でシステムおよび体制の構築が可能と、その迅速さをアピールしている。

 なお、オンラインで電子申請が受付可能なことから、住民が自宅から簡単に申請ができるだけでなく、業務をスムーズに進められるといったメリットを提供できるが、高齢者やインターネットに不慣れな住民などに対応するため、紙申請の処理もサポートし、すべての住民が給付金をスムーズに受け取れる体制を整えているとした。

 さらに、通知書の送付、パンチ入力、コールセンター業務などのアナログ業務も一括して受託できるので、自治体の業務負担を軽減し、リソースをほかの重要業務に集中させることが可能としている。

業務のイメージ

 トヨクモクラウドコネクトでは、適用する給付金の例として、以下のものを挙げている。

・定額給付金
・住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金
・電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金
・年金生活者支援給付金