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トヨクモクラウドコネクト、kintoneをより安全に運用するための「ガバナンス監視ツール」を提供

運用ルールを自動で監視し、違反検知時にはアラートを通知

 トヨクモクラウドコネクト株式会社は17日、企業や自治体が、サイボウズの業務アプリ開発クラウド「kintone」をより安全に運用するための「ガバナンス監視ツール」を提供開始したと発表した。

 kintoneは、現場が主体となって業務アプリを構築できるクラウドサービスで、業務担当者が自らアプリを構築できるため、現場のニーズを直接業務アプリに反映できる点がメリットだが、利用が進んでくると、「誰が作ったかわからないアプリが大量に存在し、削除もできない」「個人情報などの重要データが適切に扱われない」といった問題が生じることもあるという。

 トヨクモクラウドコネクトでは、こうした自体を避けるために、適切なガバナンスを設計し、それに沿って利用してもらうことが重要と指摘。そうした運用を支援するために、「ガバナンス監視ツール」を提供するとした。

 このツールでは、kintone内での操作やアプリの設定変更をシステムで自動監視して、ルール違反を即座に検出し、管理者へ即座にアラートを通知できる。例えば「レコード一括削除を無効にする」「アプリ権限のEveryoneに権限を付与しない」「カスタマイズを設定する場合、申請アプリで承認を受ける」といったルールを設定できるとした。

 これにより、kintone管理者の負担を大幅に軽減するだけでなく、ルール違反を素早く検知し、危険な利用を未然に防げる点もメリット。また、モニタリングを通じてkintoneの利用状況を把握することで、現場のニーズや傾向を分析し、より効果的なガバナンス戦略の策定につなげられるとしている。

 なおトヨクモクラウドコネクトでは、ガバナンス監視ツールを提供するだけでなく、ガバナンス構築から、ガバナンスの改善までトータルで支援できるとのことでだ。