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トヨクモクラウドコネクト、審査プロセスの一部を自動化する自治体向けソリューション「申請補助AI」
2026年1月7日 10:00
トヨクモクラウドコネクト株式会社(以下、TCC)は6日、自治体業務における審査プロセスの一部を自動化するサービス「申請補助AI」を、実証実験を経て正式リリースしたと発表した。
「申請補助AI」は、給付金・補助金などの申請書類に対する一次審査の前段階(事前審査)の処理をAIが担うサービス。書類チェックや不備抽出、修正依頼といった“下ごしらえ”を自動で実行するため、人間による最終判断を前提としながらも、前処理の時間を大幅に削減でき、審査業務全体の効率化を実現するという。
具体的には、事業ごとに異なる実施要綱に応じて審査ルールを事前設定しておくと、このルールに従って、本人確認書類や口座情報などの整合チェックを自動で実行し、AIが不備箇所を検出し申請者に自動通知してくれる。また、再審査が必要なケースをスコア化することで、職員の判断を支援する機能も備えた。
個人情報を学習・蓄積しない設計を採用している点も特徴で、処理は国内データセンターで行われ、処理後のデータは即時メモリ削除されるとのこと。
なお、「申請補助AI」は、TCCの既存サービスである「給付金パック」や「補助金パック」へのオプションとして利用可能。導入後は、Web画面やAPIを通じて業務システムと連携し、申請受付から不備通知、再申請処理といった一連のフローをAIが支援するとした。
価格(税別)は、審査項目の数や申請数などによって変わるが、参考として、初期導入費用が25万円から、システム利用料が月額10万円から。
TCCでは、福岡県須恵町と共同で「申請補助AI」の実証実験を行っているが、AIが自動で出力した審査結果のうち、人の目によって97%以上が「問題なし」と確認されたという。また、実証対象となった申請の約6割は、夜間や休日などの「開庁時間外」に行われたもので、「申請補助AI」はそうした申請にも対応できるため、職員が出勤する翌朝には、不備修正が完了した状態で審査を開始できるようサポートするとしている。
