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NEC、IOWN APNを活用したデモ環境を本社の「NEC Future Creation Hub」に構築

 日本電気株式会社(以下、NEC)は、NTTが推進する次世代ネットワーク「IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)」で実現する新たな環境を体験できるよう、NEC本社ビル(東京都港区)の「NEC Future Creation Hub」にデモ環境を構築し、5月から顧客向けに公開すると発表した。

 NTTが推進しているIOWNは、低消費電力で低遅延・大容量な通信を実現する構想で、先行して実用化が進んでいるAPN(All-Photonics Network)は、製造・建設・都市開発・エンターテイメントなど、さまざまな業界で活用が期待されているという。

 NECは、このIOWNの社会実装に向け、NEC我孫子事業場(千葉県我孫子市)に「共創の場」を開設し、ビジネスの拡大を目指す顧客やパートナーと、ユースケースの創出や実証等の共創活動を進めてきたが、今回はそうしたIOWNの共創活動をさらに加速させるため、NEC本社にIOWN APNを活用したデモ環境を構築し、IOWN APNにより実現する世界観を「体感する」場を提供するとした。

 このデモでは、IOWN Global Forumで検討が進められているOpen APNで定義された機能に対応した、NECのオープン光トランスポート装置「Spectral Wave WXシリーズ」と50kmの光ケーブルを用いて、IOWN APNにより実現される、長距離での大容量・低遅延の映像伝送に活用する。

 具体的には、NECのラグビーチーム「NECグリーンロケッツ東葛」の選手がプレーする映像を6面のプロジェクタを利用して映し出すことにより、次世代のリモートスポーツ観戦を体感できるほか、IOWN APNと従来ネットワークとの比較により、低遅延性も体感可能とのこと。

ラグビー映像を用いたデモイメージ

 なおNECは、NEC CONNECTのコンセプトの基で、このデモを効果的に活用し、IOWNをはじめとした次世代ネットワーク技術の社会実装に向けて、その実現に向けた共創活動をさらに強化する考えで、NEC我孫子事業場と玉川事業場(神奈川県川崎市)の各共創環境において、IOWNをはじめとした次世代ネットワーク技術を活用した共創活動を展開するとしている。

NEC CONNECTの共創活動イメージ