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NEC、IOWNを活用した新ソリューションの体験・共創の場を我孫子事業場に開設

 日本電気株式会社(NEC)は11日、自社の我孫子事業場において、NTTが推進する「IOWN」の新たな世界を体験・共創する場「NEC CONNECT Lab with IOWN」(以下、Lab with IOWN)を開設したと発表した。

NEC CONNECT Lab with IOWNのコンセプト

 Lab with IOWNは、IOWNを活用してビジネスの拡大を目指すパートナーや顧客と、各社の機器の相互接続検証やサービスを組み合わせた検証、各社のラボと連携した実証などを行うための施設。企業のデータセンター間や拠点間のAPN(All-Photonics Network)による接続を模した環境を構築し、大容量・低遅延なネットワーク環境を体感できるという。

 なおNECでは、ネットワークを活用したオープンな共創の場「NEC CONNECT」を展開しており、さまざまなアセットを持つ多くの企業と連携して、オープンイノベーションに取り組んでいる。今回のLab with IOWNもその一環であり、新たなパートナーも迎えてイノベーションの創出を加速するという。

 また、IOWN構想の社会実装を目指すIOWN Global Forum(以下、IOWN-GF)による機器やサービスの技術検証の場としても活用する予定で、Lab with IOWNは、IOWN-GFのOpen APNアーキテクチャに準拠したNECの光伝送装置によるOpen APN環境で構築されている。

 今後は、Data Centric InfrastructureやDigital Twin Computingなどの要素技術も追加し、製造・建設・都市開発・エンターテイメントなど、IOWNで想定している各業種のユースケースを社会実装するための検証フィールドへと拡大していく予定とのこと。

NEC CONNECT Lab with IOWNで用いるOpen APNアーキテクチャ準拠の光伝送装置