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primeNumber、データ基盤の総合支援サービス「trocco」で小規模向け「スタータープラン」を提供

 株式会社primeNumberは、4月1日から、データ基盤の総合支援サービス「trocco」において、小さなチームでの初期のスモールスタートに利用できる「スタータープラン」を提供開始すると発表した。あわせて既存のプランも刷新し、2024年夏からは、エンタープライズ企業の要件に応えられる「プロフェッショナルプラン」を提供開始する予定。

 troccoは、データの収集・加工・連携を自動で行い、点在しているデータをひも付けることによって、より複雑で高度な分析を可能にするSaaS型のETL(Extract/Transform/Load)ツール。さまざまなデータの連携・整備・運用を自動化し、迅速にデータ活用環境を整備できる点を特長としており、これまではエンジニアが手作業で行っていたデータ統合作業が自動化されるため、企業のデータ活用を推進できるという。

 今回提供するスタータープランは、初めてデータ基盤を構築をする組織に適したプランで、90種類以上の基本コネクタが利用可能。毎月30時間の処理時間枠が設けられている。価格は月額459ドルで、AWS Marketplaceでの販売になるとのこと。

 それ以外では、毎月4時間の処理時間枠が提供され、すべてのコネクタを利用可能な無料の「フリープラン」、毎月250時間の処理時間枠が提供され、90種類以上の基本コネクタとEnterprise DBコネクタを利用できる「エッセンシャルプラン」、すべてのコネクタを利用でき、毎月600時間の処理時間枠が提供される「アドバンストプラン」が用意された。

 価格(税別)は、エッセンシャルプランが月額15万円、アドバンストプランが月額30万円。

 なおtroccoは現在、IT企業からメーカー、流通、エネルギー、金融、官公庁や自治体まで、また規模としても、スタートアップや個人からプライム上場企業まで、規模や業種業態を問わず1000を超える企業や団体に利用されているというが、今回の提供プランの刷新と新プランの導入により、あらゆる企業のあらゆるフェーズにおいて活用できるサービスを目指すとした。