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primeNumbe、クラウドETLサービス「TROCCO」と会計・請求書管理SaaSとの連携を拡充

 株式会社primeNumberは6日、クラウド型ETL(Extract/Trasform/Load)サービス「TROCCO(トロッコ)」において、複数の会計・請求書管理SaaSとの連携を拡充したと発表した。

 troccoは、データの収集・加工・連携を自動で行い、点在しているデータをひも付けることによって、より複雑で高度な分析を可能にするSaaS型のETLツール。さまざまなデータの連携・整備・運用を自動化し、迅速にデータ活用環境を整備できる点が特長で、従来はエンジニアが手作業で行っていたデータ統合作業の自動化を実現し、企業のデータ活用を推進するという。

 このtroccoについて、primeNumberでは「CONNECT 100+」構想を発表し、新たに100以上のデータコネクタを開発する取り組みを進めているが、今回はその一環として、会計・請求書管理SaaSとのコネクタを提供する。

 primeNumberによれば、企業のデータ活用ニーズの高まりとともに、財務の分野においても、データを一元化して分析することで企業の将来予測や計画に役立てる、「FP&A」という業務領域の重要性が向上しているという。一方、会計・請求書管理領域ではさまざまなSaaSが利用されているが、これらのサービスで蓄積したデータを統合してFP&Aに活用するためには、データ収集・加工・変換といった煩雑な作業が必要となり、企業のデータ担当者にとって負担になっているとのこと。そこで今回は、複数の会計・請求書管理SaaSとの連携を強化し、企業のFP&A高度化を支援するとした。

 会計領域では、会計データを用いた予実管理、プロジェクト別収益性分析などの用途に活用可能。決済領域では、決済データやPOSデータを用いた顧客ごとの売上分析、収益予測、店舗別の売上分析や在庫管理などの用途に活用できる。また請求領域では、請求書データをTROCCOを通してデータウェアハウス(DWH)などに取り込み、売掛金残高の可視化や入金予測、キャッシュフロー分析などの用途に貢献するとした。

 なお、すでに提供されている「freee会計」向けのコネクタに加え、「freee請求書」「マネーフォワード クラウド会計」「マネーフォワード クラウド会計Plus」とのコネクタを3月に提供する予定。「Stripe」「Square」とのコネクタも用意される。