NHN テコラス、AWS Marketplace - CPPOを通じてprimeNumberのETLサービス「TROCCO」を提供

　NHN テコラス株式会社は8日、株式会社primeNumberのクラウド型ETL（Extract/Transform/Load：データ連携）ツール「TROCCO」を、国内で初めて、AWS Marketplace - Channel Partner Private Offers（以下、CPPO）を通じて提供開始すると発表した。

　CPPOとは、Amazon Web Services（AWS）パートナーが、AWS Marketplaceに出品されているISV製品やSaaSを、各ベンダーに代わって販売できるプログラムで、企業はAWS MarketplaceからAWSパートナーを通して調達することで、パートナーからの追加サービスなどが受けられるという。

　一方の「TROCCO」は、primeNumberが開発・運営するクラウドETLサービスで、データ転送・データ変換機能を中心に、ワークフロー機能、権限管理など、データ基盤の構築や運用に必要な機能を備えており、初期投資や運用負担を抑えながら、迅速にデータ活用をはじめられる点が特徴だ。

　今回NHN テコラスは、AWS Marketplaceで提供されている特定のSaaS・ソフトウェア製品を割引価格（7％引き）で提供する「AWS Marketplace 割引サービス」において、この「TROCCO」を対象製品についかしている。

　またあわせて、「TROCCO」を活用した「データ分析スターターパック」の提供も開始した。同パックでは、データ分析基盤構築にかかる時間や導入費用などの課題や、費用の高いデータウェアハウス（DWH）を利用することによる運用時の費用の課題を解決するとしており、最短6週間の短期間かつ低コストでデータ分析基盤を構築できるという。

　提供環境は、ランニングコストが高く、DWHを必要としない、Amazon S3をベースとした分析基盤で、インフラ・運用コストの削減と迅速なデータ分析を実現可能。データソースとの連携に「TROCCO」を利用するため、さまざまなデータソースへ柔軟に対応でき、将来的なデータ分析のニーズにも応えられるとのこと。

　さらに環境構築後も、データ分析の知見を持つNHN テコラスが継続的に支援し、利用企業のデータ活用を推進するとしている。

　価格（税別）は、初期費用が50万円から、月額費用（TROCCO ライセンス費用）が15万円から。別途Amazon QuickSightのユーザー数に応じた金額や、その他AWS利用料金が発生する。