ニュース

primeNumberのデータ基盤の総合支援サービス「TROCCO」、より大規模向けのプロフェッショナルプランを提供

 株式会社primeNumberは、データ統合自動化サービス「TROCCO」において、大規模かつ複雑で、ミッションクリティカルなデータマネジメントが求められる企業向けの最上位プラン「プロフェッショナルプラン」を、8月1日より提供開始すると発表した。

 troccoは、データの収集・加工・連携を自動で行い、点在しているデータをひも付けることによって、より複雑で高度な分析を可能にするSaaS型のETL(Extract/Transform/Load)ツール。あらゆるデータの連携・整備・運用を自動化し、迅速にデータ活用環境を整備できる点が特長で、これまではエンジニアが手作業で行っていたデータ統合作業が自動化されるため、企業のデータ活用を推進できるという。

 今回発表されたプロフェッショナルプランでは、データ統合における「大容量転送の効率化」「速度向上」「安定性強化」を実現するための各種機能を提供する。

 具体的には、データを転送する際に利用するコンピューティングリソース(メモリ・CPU)を、複数のパターンから選択できるようにした。大規模な処理を扱う場合には、高スペックのリソースを割り当てることによって処理速度を向上させ、より短時間で大容量のデータ転送を行えるようにしている。

 また、マルチプロセッシングの強化によって、同一タイミングで実行できるデータ転送処理および加工処理を増強しており、特に大規模なデータ処理では、その構造を柔軟に設計することで、処理時間を短縮しながら複雑で業務運用難度が高いユースケースに対応できるとのこと。

 さらに、TROCCOの稼働率99.9%を保証し、これを下回った場合には返金対応を実施するサービス品質保証(SLA)を提供する。

 なおprimeNumberでは、このほか、よりシビアでセキュアな環境の構築や運用をサポートすべく、多様なクラウド環境とオンプレミス環境との間を安全に接続する「セキュア通信」機能の拡張や、環境そのもののサービスレベル向上を目的とした「リソース占有」機能の展開など、さまざまなプラン拡張や新機能を提供するとのことだ。