ニュース

現場向けビジネスチャット「direct」、IoT×生成アシスタント「BizStack Assistant」と機能連携

 株式会社L is Bは17日、現場向けビジネスチャット「direct(ダイレクト)」が、米MODEのIoT×生成アシスタント「BizStack Assistant」と機能連携を開始すると発表した。

 directは、LINEに似たインターフェイスを持つ、ビジネス利用に特化したチャットツール。文字のやりとりだけでなく、現場で撮った写真や図面ファイルを使った情報共有のツール、あるいは緊急時の連絡手段として、現場で働くフィールドワーカーに広く活用されており、さまざまな業種において、現場と社内とのコミュニケーションを支援しているという。

 一方、IoT×生成AIアシスタントであるBizStack Assistantは、自然な言葉を使って質問や指示をするだけで、現場で収集された計測データや緊急時のアラートを受け取れるソリューションである。

 今回の連携では、このBizStack Assistantをdirect上で利用可能にした。従来のIoTデータ活用では、PCでIoTプラットフォーム「BizStack」にログインし、リアル空間で計測した数値やグラフをダッシュボード形式で表示する方式で行われており、現場事務所など、大きな画面を持つPCが設置された場面での利用が一般的だったという。このため、立ち作業の時間が長い建設現場では、PCで条件設定をしたり、ダッシュボードでデータを細かく分析したりする手間がかかっていた。

 これに対して今回の連携では、PCを使わず片手で現場のリアルデータを迅速に確認できるので、現場における迅速な状況把握や、効率的な工程管理が可能になる。例えば、センサーデータや写真、動画など、現場の最新状況をdirect経由で取得するとともに、異常発生時には、BizStack Assistantが自動的にdirectを通じて現場監督に報告する、といった使い方が可能になるとのことだ。