ニュース
IoTプラットフォーム「BizStack」、管理ツールのダッシュボード機能を強化
多拠点データの俯瞰性や現場での視認性などを向上
2025年12月4日 08:00
米MODEは2日、現場DXを実現するIoTソリューション「BizStack」の管理ツール「BizStack Console」において、ダッシュボード機能をアップデートしたと発表した。これにより、多拠点データの俯瞰性や専門分析への対応力、現場での視認性などを向上させている。
「BizStack」は、現場のリアルタイムデータや既存システムのデータを一元的に統合し、AIを活用した直感的な操作による業務効率化や安全性向上を実現するデータ統合ソリューション。建設・製造・物流などの「現場」で発生する多様なデータをつなぎ、センサーやカメラからのIoTデータ、既存の業務システム・SaaSなどから取得した情報をリアルタイムに収集・解析できるという。
今回は、その管理ツールである「BizStack Console」のダッシュボード機能が強化され、複数拠点・多数デバイスのデータを一画面で俯瞰できるようになった。従来は、1つのウィジェットでは1デバイス分しか表示できなかったため、多拠点データの比較がしづらく、画面が複雑になりがちだったという。しかし、複数拠点・複数デバイスの値を、1つのウィジェットでまとめて表示できるようになったことから、全体を横並びで比較しやすくなっている。
また、XYチャート/散布図が対数スケール(Log scale)に対応し、指数的に変化するデータも正しく可視化できるようになったほか、過去期間との比較、散布図での相関分析、異常データの傾向把握などに対応した。例えば、XYチャート/散布図の比較機能が強化されたことにより、異常の傾向分析・相関分析が容易になっている。
このほか、すべてのウィジェットにタイトル・アイコン・枠(コンテナ)を付けられる機能を追加、パネル/カードを使わず単体ウィジェットだけで視覚的に整理された表示に対応――といった強化によって、ダッシュボードが見やすく・分かりやすく改善された。