ニュース

Sansanの請求書管理サービス「Bill One」、Concur Invoiceとの連携を強化

インボイス制度で必要になる「登録番号」の連携に対応

 Sansan株式会社は22日、クラウド型請求書管理サービス「Bill One」と、株式会社コンカーのクラウド型請求書管理サービス「Concur Invoice」の連携を強化すると発表した。

 Bill Oneは、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、さまざまな請求書をオンラインで受領・データ化する請求書管理サービス。クラウド上で請求書を受領するサービスとしてスタートした後、請求書の発行・送付機能、請求書の作成機能を追加するなど、継続的に機能強化が行われている。

 一方のConcur Invoiceは、請求書の受取から入力、承認、支払い、請求書の保管・管理までをデジタル化するクラウドサービスである。

 Bill OneとConcur Invoiceは2021年から機能連携しており、Bill Oneで受領・データ化した「支払金額」「支払期日」「支払方法」などの請求書情報を、Concur Invoiceに連携できるようになっている。

 連携以前のConcur Invoiceでは、紙で届いた請求書の場合、別途スキャンしてConcur Invoice上へアップロードする必要があったため、さまざまな形式の請求書をオンラインで受領・データ化できるBill Oneとの連携によって、紙の請求書を受領した場合でもオンライン上で請求書業務を完結できるようになり、担当者の業務負荷が改善されていたという。

 今回はインボイス制度開始後、適格請求書には適格請求書発行事業者登録番号(以下、登録番号)の記載が求められることを踏まえ、データ化・連携する項目に「登録番号」を追加した。登録番号はT+13桁の数字で構成されており桁数が多いため、利用者自身で入力する場合、手間がかかるだけでなく入力ミスが発生しやすくなるが、連携によって支払申請の際に登録事業者番号の入力が不要になるので、こうした不安を払拭できるとしている。

 なお、両サービスの連携機能の利用には、Bill OneおよびConcur Invoiceの契約が必要になる。