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Sansan、インボイス管理サービス「Bill One」の請求書カスタマイズ機能を強化

自社が発行する請求書の記載項目やレイアウトを、より柔軟に設定可能に

 Sansan株式会社は22日、インボイス管理サービス「Bill One」の「請求書テンプレートカスタマイズ機能」を強化すると発表した。これにより、自社が発行する請求書の記載項目やレイアウトを、より柔軟に設定できるようになったという。

 Bill Oneは、請求書受領、請求書発行、経費精算といった領域における、経理課題の解決を支援するサービス。郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、さまざまな請求書をオンラインで受領・データ化するサービスとしてスタートした後で、請求書の発行・送付機能や作成機能を追加するなど、継続的に機能強化が行われている。

 このBill Oneではこれまでも請求書テンプレートカスタマイズ機能によって、利用企業側で記載項目やレイアウトをカスタマイズし、発行したい請求書のテンプレートを作成できるように支援してきたが、今回は、請求書の記載項目やレイアウトをより自由にカスタマイズできるよう、機能を強化した。これにより、取引先要望によるさまざまなパターンの請求書の作成から、郵送やメールでの送付までを、Bill One上で完結できるようになるとのこと。

 具体的には、これまでは対応していなかった、文字の大きさや色、記載項目、ロゴマークや印影の配置なども自由に調整できるようになったため、自社や取引先が指定する様式に沿った請求書を作成するために都度追加コストをかけることなく、Bill One上の操作で再現できるとしている。

請求書テンプレート作成画面イメージ

 Sansanでは、請求書の記載項目やレイアウトは企業によって異なっており、特に建設業や製造業などでは、管理番号などを追記した「指定請求書」の提出を取引先に対して求めるケースが多いので、請求書発行側の企業では、取引先ごとに異なる様式で請求書を作成することも珍しくないと説明。新機能によって、こうした企業の対応を支援するとした。

 なお、作成した請求書は、Bill One上で送付方法を設定することにより、郵送やメールなどのさまざまな方法で一括送付できるため、個別に請求書送付の対応を行う工数も削減できるとのこと。

 また今後は、仕入明細書についても、記載内容やレイアウトをカスタマイズしたテンプレートを作成できる機能を、9月ごろに実装する予定だ。

請求書テンプレート一覧画面イメージ