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住友電工情報システムのエンタープライズサーチ「QuickSolution 13.1」、クラウドストレージとの連携を強化

 住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ「QuickSolution」の新版として、Microsoft 365のSharePoint Onlineや、Box、Google Driveなど、クラウドストレージとの連携を強化した「同 Ver.13.1」を9月1日より販売開始すると発表した。

 QuickSolutionは、数百TB規模のファイルサーバーまで対応する、純国産の企業内検索システム。オンプレミスのファイルサーバーやクラウドストレージなど、社内外に点在する情報を横断的に全文検索し、組織全体での業務効率化/ナレッジマネジメントを支援できるという。

 今回の新版では、クラウドストレージ関連の機能強化が多く行われている。まず、Google Driveのサムネイル表示に対応し、すでに対応していたSharePoint OnlineやBoxと同様に、検索結果の一覧で探しているファイルを視覚的に確認できるようになったほか、Google Driveの検索条件フォルダツリーに対応し、直感的な絞り込み検索を行えるようになった。

 また、SharePoint OnlineやBox、Google Driveに格納しているファイルをビューワで確認できるようにした。ビューワでは、ヒットしたページを直接開き、ヒット箇所がハイライトで表示されるので、ファイル内の探している情報をピンポイントで確認できるほか、検索キーワードにヒットしたページだけをページ送りできるため、サムネイルで確認し、ビューワで参照するというシームレスな操作性により、検索結果の確認効率が向上したとしている。

 さらに、SharePoint OnlineとGoogle Driveにおいても、検索結果のパンくずリストを表示できるようになった。これにより、ヒットしたファイルが格納されている場所が明確になり、パンくずリストをたどることで、同フォルダに格納されているファイルなどの確認を行えるとのこと。

 住友電工情報システムでは、QuickSolutionにおいてクラウドストレージとの連携を強化することで、検索に関するファイルサーバーとの機能差をなくし、ファイルの保管場所を意識せずに、全文検索・検索結果の確認が可能になったと、その効果を説明している。