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住友電工情報システム、Google Driveを検索対象に追加したエンタープライズサーチ「QuickSolution 13.0」

 住友電工情報システム株式会社は26日、エンタープライズサーチ「QuickSolution」の新版として、Google Driveを検索対象に追加した「QuickSolution Ver.13.0」を、2月1日より販売開始すると発表した。

 QuickSolutionは、数百TB規模のファイルサーバーまで対応する、純国産の企業内検索システム。オンプレミスのファイルサーバーなどに加えて、SharePoint OnlineやBoxなど、社内外に点在する情報を横断的に全文検索し、組織全体での業務効率化/ナレッジマネジメントを支援できるという。

 保存場所の多様化にあわせ、Microsoft 365やBoxといったクラウドサービスとの連携や検索機能の強化を進めてきたが、今回の新版では、ビジネスにおいて利用者が多いGoogle Driveを検索対象に追加した。共有ドライブに保存されているファイルを、閲覧権限に基づいて全文検索できるようになる。なお、Google Drive連携はオプション機能として提供されるとのこと。

 加えて今回は、検索エンジンが強化され、キーワード検索において、あいまい検索よりも検索ノイズの発生を抑えながら、従来の完全一致検索よりも幅広い検索が行えるようにした。例えば、検索条件が「製品仕様」の場合に、「製品の仕様」を含むデータを検索できる。

 また、OCR処理により画像の中の文字情報を抽出する機能を、RDB/SharePoint/ArcSuite連携など、ファイルサーバー以外の検索対象でも利用可能になった。文字情報を含まない画像PDFや写真、Officeファイル内の画像に対して全文検索を行える。

 このほか、AIチャットボット(オプション)では、FAQを用いる方式とマニュアルから回答を抽出する方式を併用した、ハイブリッド型チャットボットを追加した。事前に用意したFAQをもとに回答を行いつつ、FAQでカバーできない質問については、関連する内容をマニュアルから抽出して回答するとのことだ。