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NTTスマートコネクトとQTnet、福岡でデータセンター間の相互接続サービスを提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)と株式会社QTnetは5日、9月1日にNTTスマートコネクトがデータセンターサービスを提供開始する福岡天神データセンター(仮称)・NTT博多ビル西館と、QTnetの福岡第3データセンター(QD3)間の相互接続サービスを提供すると発表した。

 両社では、映像配信サービスやオンラインゲーム、さらには5Gや自動運転などのIT技術の発展に伴い、インターネットトラフィックが増加し続けている中、近年福岡でも日本を代表するIX各社や国内外の大手メガクラウド各社が台頭し、九州エリアのインターネット需要はますます高まりを見せていると説明。

 また、福岡エリアは東京、大阪と比較して、今後震度6以上の地震の発生率が低いエリアと予測されており、陸路、空路、海路とあらゆる交通の便も良く、ディザスタリカバリー(災害対策)の観点からもメリットがあるロケーションとして注目のエリアとなっており、NTTスマートコネクトとQTnetが、福岡エリアのデータセンターにおいて相互接続サービスを提供することで、ビジネスユーザーのネットワーク環境の向上に取り組むとしている。

 両社は9月1日から、NTTスマートコネクトの福岡天神データセンター(仮称)にある顧客ラックと、九州最大のインターネット接続拠点であるQTnet福岡第3データセンター(QD3)にある顧客ラックを結ぶ、光回線(芯線)による相互接続サービスを提供する。高品質かつ低価格な光回線(芯線)で相互接続するサービスを、異経路で提供する。

 これにより、福岡天神データセンター(仮称)・NTT博多ビル西館とQD3を、一つのキャンパスのように物理的な距離を感じることなく、シームレスに利用できる。これにより、顧客のさらなるビジネス拡大および、サービス提供の冗長化を図れると説明。また、今後の方針として、大阪エリア(堂島)へのネットワークサービス提供も検討しており、顧客のネットワーク構築をサポートしていくとしている。