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JR西日本光ネットワーク、山陽新幹線ルートを活用した大阪~福岡間のWDM波長・専用線サービスを提供

 JR西日本光ネットワーク株式会社は14日、大阪~福岡間において、WDM波長・専用線サービスを2023年初頭に開始すると発表した。

 JR西日本光ネットワークでは、福岡エリアは東京、大阪に次ぐ第3のネットワーク拠点として注目されており、国内主要IX事業者のサイト展開により、その期待はさらに高まっていると説明。これを受け、大阪~福岡間を結ぶ新たな回線として、耐災害性に優れた山陽新幹線ルートの光ファイバーを活用したWDM波長・専用線サービスを開始するとしている。

WDM波長・専用線提供サービスの概要

 サービスでは、岡山、広島にもドロップポイントを設置するため、大阪~福岡間に加えて、中国エリアと大阪・福岡エリアを結ぶ回線としても利用できる。これにより、各種事業者が西日本エリアのネットワーク増強や、ユニークなルートでの冗長性確保が可能になるとしている。

 WDM波長提供サービスのサービス品目は75GHz、サービスクラスはシングルクラス。サービスエリア(接続ポイント、予定)はQTnet福岡第3データセンター、岡山駅、広島駅、NTTテレパーク堂島。

 WDM専用線提供サービスのサービス品目は10Gbpsと100Gbpsで、インターフェイスは10Gbpsが10GBASE-LR、100Gbpsが100GBASE-LR4。サービスクラスはシングルクラス。サービスエリア(接続ポイント、予定)は、福岡市内(QTnet福岡第3データセンターなど)、岡山県内、広島県内、山口県内、大阪市内(NTTテレパーク堂島、エクイニクスOS1、OS3、デジタルエッジOSA1など)。