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パナソニック コネクト、映像データの管理・活用で現場のDXを支援するクラウドサービス「Cameleo」

 パナソニック コネクト株式会社は24日、現場の映像データの管理と活用を同一プラットフォーム上で実現するクラウドサービス「Cameleo(カメレオ)」を、3月29日から提供開始すると発表した。

 Cameleoは、カメラ映像の活用による業務の革新・効率化を実現するためのB2B向けクラウドサービス。PCやスマートフォンから操作可能なポータル画面や、大規模拠点の運用にも柔軟に対応できるユーザー/登録機器の階層管理機能、PTZカメラの遠隔操作機能など、さまざまな便利機能を標準搭載しているという。

 このうちポータル画面では、人や物の侵入など、カメラに事前設定された多様なセンサーイベント発生時の映像を再生・ダウンロードできる。またAPI連携により、利用者が任意にイベントを設定することも可能で、イベント検索機能により、膨大なデータの中から見たい映像を探し出す手間を削減するとした。

操作画面イメージ(左:PC、右:スマートフォン)

 一方、多階層管理機能を利用することで、多くのユーザーや登録機器を取り扱う現場でも、適切なグルーピングによる効率的な管理が可能になる。権限設定も簡単に変更できるため、管理者の変更やカメラ新設時の設定変更作業などの負荷を低減するとのこと。

 加えて、静止画・動画ともに、VGA(640×480)からフルHD(1920×1080)まで幅広い解像度に対応。40種類を超えるさまざまなAPIの提供により、映像・画像データおよびポータルの機能を外部システムから利用できる。これにより、柔軟なアプリケーション開発やシステム連携が可能になるほか、開発コスト・時間が節約できるとしている。

 プランとしては、手軽にカメラデータの活用に取り組みたい場合などに向け、クラウドカメラ機能とモニタリングアプリを標準機能として提供する「ベーシック」や、ベーシックの機能に加えて、外部連携用APIを提供する「プロ」のそれぞれにおいて、静止画向けの「スナップショット」、動画向けの「ムービー」をラインアップしており、利用者は合計4種類の組み合わせの中から、用途に適したものを選択できる。

 なおパナソニック コネクトでは、同社とともにCameleoを拡販・展開するパートナー企業を支援するために、「セールスパートナー」「テクノロジーパートナー」の両パートナープログラムを用意した。パートナー企業限定のウェビナーやイベントの実施をはじめ、セールス支援、開発支援、プロモーション支援やトライアル利用など、各カテゴリーのパートナー企業の目的に沿った内容を提供するとのことだ。