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パナソニック コネクト、現場映像活用サービス「Cameleo」でONVIF準拠カメラ対応や長期録画プランを追加

 パナソニック コネクト株式会社は17日、現場映像活用サービス「Cameleo(カメレオ)」の機能をバージョンアップし、提供を開始した。

 Cameleoは、カメラで撮影した映像をクラウドで録画し、PCやスマートフォン・タブレットを使った遠隔モニタリングが可能で、さらに、外部連携用APIを使用したさまざまなシステム・SaaSとの連携により、蓄積したデータの活用を加速させるプラットフォーム。

 今回のバージョンアップでは、要望が多かったONVIF準拠カメラへの接続や、動画データの最大保存期間を約3倍に拡張した「ムービー3カ月(92日間)プラン」を追加した。これらの機能やプランの追加で、さまざまなカメラへの接続や長期録画が可能になり、より多くの顧客にとって活用しやすいサービスへと進化したとしている。

 ONVIF準拠カメラへの対応では、i-PRO株式会社製のAIカメラ以外にも、ONVIF Profile Sに対応したさまざまなカメラへの接続が可能になった。これにより、既に使用しているカメラをそのまま活用できるため、新たな機器購入や不要な機器の廃棄を抑制できる。さらに、店舗やオフィスなど複数ある拠点ごとにカメラのメーカーが異なる場合や、拠点内に複数メーカーが混在している場合にも、Cameleoを通じて機器の一元管理ができるため、管理の手間やコストの削減に貢献する。

 ONVIF対応カメラの接続時は、Cameleoゲートウェイ経由となり、ゲートウェイ1台あたり6台のカメラを収容できる。

接続イメージ

 新プランの「ムービー3カ月(92日間)プラン」では、録画した動画データをクラウド上に保存できる期間を、これまでの最大1カ月(31日間)から最大3カ月(92日間)に拡張した。これにより、作業期間が長期にわたる建設業や、より高いセキュリティ性が求められる製造・金融など、長期録画が必要な場面や、自治体のガイドラインなどで3カ月以上の保存が推奨されているような場面への対応が可能になる。また、保存可能日数の上限を92日間に設定することで、月ごとの日数のバラつきにも柔軟に対応する。

 また、パナソニック コネクトでは、Cameleoを拡販・展開するパートナー企業と共創活動を行っており、今回のバージョンアップでは、Cameleoを取り扱うパートナー企業向けに、ロゴカスタマイズサービスも提供を開始した。これにより、パートナー企業が独自ブランドとしてサービス提供ができるため、既に展開している自社サービスと同一のブランド展開が可能となる。