パナソニック コネクト、現場映像活用サービス「Cameleo」にスマホで映像を記録・共有できる新プランを追加

　パナソニック コネクト株式会社は21日、現場映像活用サービス「Cameleo」の新プランとして、スマートフォンで撮影した映像を記録・共有できる「Cameleoモバイル」を1月30日に提供開始すると発表した。

　Cameleoは、カメラで撮影した映像をクラウドに保存し、リアルタイムでどこからでも確認ができるビジネス向けのクラウドカメラサービス。さまざまなシステムやSaaSと簡単に連携できるAPIも備え、撮影した映像データの効果的な活用をサポートする。

　新プランのCameleoモバイルでは、新たにスマートフォンでの撮影に対応し、現場の状況をいつでも・どこでも簡単に記録し、関係者へ迅速に伝達できるようになる。これにより、例えば製造業・インフラ設備のメンテナンス業などにおける、作業記録や情報伝達に関わる現場業務の効率化と品質向上を支援する。

　手持ちのスマートフォンに専用アプリをインストールすれば、アプリで撮影した映像がクラウド上のサーバーに直接記録される。アプリで撮影した映像データは、端末本体ではなく直接クラウド上のサーバーに記録し、端末本体にデータを残さないため、万が一端末の盗難・紛失があった場合も、情報漏えいを防げる。

　また、映像内の特定の場面に対してコメントを残すことが可能で、共有された相手は、コメントをタップするだけでその場面から再生を開始できるため、映像を最初から最後まで確認する手間を省ける。必要な情報に素早くアクセスできるため、見逃しも防ぎ、より正確で効率的な情報伝達を実現する。

　文章や画像だけでは伝えきれない、現場の状況や作業の様子を映像で残して共有することで、業務負荷の軽減や作業品質の向上だけでなく、技術継承への活用にもつながると説明。デジタルカメラやウェアラブルカメラなどの専用端末が不要なため、社用スマートフォンなどの既存の資産を活用することで、導入コストや端末管理の手間も軽減できるとしている。

　専用アプリは、2025年1月時点ではiOSのみ対応で、順次対応機種拡充予定。