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パナソニック コネクト、カメラ映像/画像と各種アプリ/SaaSとのAPI連携を実現する「カメラデータプラットフォーム」を開発

 パナソニック コネクト株式会社は25日、多様なデバイスで記録された映像・画像データの管理と、さまざまなアプリケーション・SaaSとのAPI連携を実現する、クラウド型の「カメラデータプラットフォーム」を開発したと発表した。

 カメラデータプラットフォームは、録画、再生、メタデータ保存、ユーザー管理、機器管理、認証、管理ポータルなどの基本機能を提供する。現場のニーズに応えた使いやすい機能で、オペレーション改善を支援する。

 例えば、日付・曜日・時間を指定した並列表示や、一定間隔ごとの時系列表示により、複数の映像・画像を容易に比較できる機能を提供する。これにより、流通店舗において、同曜日・同時間の売り場の状態を複数店舗で比較することで、業務効率化や廃棄ロス・販売機会ロス削減につながるオペレーション改善を支援する。

 また、アプリケーションや業務システムとのAPI連携により、パートナー企業のソリューションの開発工数・コストの削減を実現する。ONVIF S準拠カメラをプラットフォーム接続アダプター経由で接続でき、さまざまなメーカーのカメラの仕様に合わせるための開発工数を削減することが可能となり、本来作成したいアプリケーションの開発に注力できる。スマートフォン・タブレットやドローンの映像・画像も同じプラットフォームで蓄積でき、インフラの点検業務などの画像解析にも活用できる。

 プラットフォームに接続するカメラ台数や映像・画像の保存期間に応じた費用、およびAPI利用量に応じた費用で、利用実態に合わせて小規模でも利用しやすく、クラウド上に映像・画像データを保存するため、現場ごとの録画機器の設置も不要となり、初期投資を削減できる。

 このほか、パナソニック コネクトが持つ約40年以上の映像・画像解析技術開発のノウハウを生かした、学習データ作成支援や開発を省力化するツールなどを提供。継続的にアプリケーション開発を支援する。

 パナソニック コネクトでは、現場のイノベーションを加速させるサービスやソリューションの拡充と、パートナー企業との共創拡大を進め、顧客の経営課題の解決と社会貢献を進めていくとしている。