ニュース

全文検索システム「QuickSolution Ver.11.4」、NTTネオメイトの暗号化製品と連携対応

暗号化ファイルに対しても全文検索を行えるオプション機能を搭載

 住友電工情報システム株式会社は10日、株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)の「ファイル情報漏えい防止システム」と連携し、暗号化ファイルに対してもファイルの中まで検索できる全文検索・情報活用システム「QuickSolution Ver.11.4」を販売開始したと発表した。

 QuickSolutionは、数百TBの規模まで対応可能な国産の企業内検索ソフトウェア。ファイルサーバーに格納されたOfficeファイルやPDFから、Webサイト、データベース、グループウェア、文書管理システム、Microsoft 365やBoxといったクラウドサービスまで、社内外に点在する情報を横断的に全文検索し、必要な情報を探し出すことができるという。

 今回の新版では、NTTネオメイトの「ファイル情報漏えい防止システム」と連携し、暗号化ファイルに対しても全文検索を行えるオプション機能を搭載した。これにより、暗号化したファイルも含め、何がどこにあるかを意識せずに検索・活用を行えるようになったとのこと。

 住友電工情報システムでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてテレワークが推進されるなかで、自宅や外出先での機密情報の取り扱いが増えているため、情報漏えいのリスクを懸念して、ファイルの暗号化を検討している企業が増えている点を指摘。

 こうした場合に、ファイルの自動暗号化を行える「ファイル情報漏えい防止システム」を利用すると、情報漏えいの危険性を回避できるほか、同システムとQuickSolutionの連携によって、暗号化ファイルの内容を検索できないといったデメリットも解消可能なため、テレワーク環境下でもセキュアなファイルの活用と情報検索を両立できるとアピールしている。