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AIoTクラウド、アルコールチェックサービス「スリーゼロ」を強化 検知器画面読み取り時の利便性が向上

安全運転管理者による最終確認も記録可能に

 株式会社AIoTクラウドは19日、白ナンバー事業者へのアルコールチェック義務化に対応したアルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」をバージョンアップしたと発表した。

 2022年4月に改正道路交通法が施行され、乗用車なら5台以上、または定員11名以上の車両を1台以上保有している事業者の場合、白ナンバー車両においても、安全運転管理者による運転者の運転前後のアルコールチェックが義務化された。

 スリーゼロは、こうして新たに対象となった事業者の対応を支援するサービスで、アルコール検知器は、Bluetooth機能でスマートフォンと連動するタイプに加え、Bluetooth機能を持たないスタンドアロンタイプにも対応。後者の場合は、アルコール検知器の検査結果をスマートフォンで撮影し、撮影データからOCRによって自動認識した検査値を、クラウドで管理することができる。

 しかし従来、検知器の画面を写真撮影する場合、一部のアルコール検知器で測定結果画面が点滅したり、検査結果の表示時間が短かったりするなど、写真の撮影タイミングが難しい場合があったという。こうした状況を改善するため、今回のバージョンアップでは、スマートフォンのカメラを検査結果にかざすだけで読み取りが可能になる、自動読み取りモードが追加された。同モードを利用すれば、シャッターを押すタイミングを気にせずに、スムーズな読み取りを行えるとしている。

 また保存できる記録項目に、安全運転管理者の最終確認記録を追加した。安全運転管理者以外(副安全運転管理者など)が確認したアルコールチェック記録について、安全運転管理者があらためてその結果を最終確認し、記録を残せるようになる。これによって、安全運転管理者が出張などの理由により、副安全運転管理者などが業務補助として代理確認を実施した場合などにおいても、安全運転管理者が最終確認を行い、エビデンスを残せるとのこと。