ニュース

NTTテクノクロスのコールセンターAIソリューション「FSVM」、クラウドAPI「AudioHook Monitor」と連携

フルクラウド構成でのソリューション提供が可能に

 NTTテクノクロス株式会社は7日、コールセンターAIソリューション「ForeSight Voice Mining(FSVM)」が、ジェネシスが提供するクラウドAPI「AudioHook Monitor」と日本で初めて連携したと発表した。クラウド型PBX「Genesys Cloud CX」から直接音声を取得することで、企業の拠点にサーバーを設置しないフルクラウド構成として、同日より提供を開始する。

 ForeSight Voice Miningは、AIを活用してコールセンターにおける顧客の音声データを分析する音声ビッグデータソリューション。膨大な量の通話音声を定量的・客観的に分析することにより、コールセンター業務の改善や商品改良のための知見を得られるという。

 今回、クラウド上に構成したForeSight Voice MiningとAudioHook APIを連携することにより、大規模なセンターにおいても、企業の拠点にサーバーを置かないフルクラウドの構成でForeSight Voice Miningが提供可能になる。なお、Genesys Cloud CXの提供環境として企業拠点にエッジサーバーがある場合には、エッジサーバーと連携して収録することも可能とした。

 NTTテクノクロスでは、サーバーをクラウド上に設置することで、設置場所の維持管理コスト削減や、拠点を意識しない音声基盤の運用、設備の柔軟な変更が可能になると、そのメリットを説明している。