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NTTテクノクロス、コールセンターAIソリューション「FSVM」の音声認識精度を向上

話し言葉やくだけた表現などもさらに認識可能に

 NTTテクノクロス株式会社は29日、コールセンターAIソリューション「ForeSight Voice Mining(FSVM)」において、人間に近い情報処理機構を実現した次世代メディア処理AIを連携させ、さらなる高精度な音声認識を可能とした新版を8月30日から提供すると発表した。

 「FSVM」は、NTTの研究所が独自に開発した音声認識技術や感情分析技術、言語解析技術を活用してNTTテクノクロスが提供しているコールセンターAIソリューション。生成AIの活用により、保険や金融等の業界に特化した語彙(ごい)や、特定組織の固有の言い回し等をリアルタイムで音声認識できるほか、通話内容のテキスト化や要約、内容に応じたマニュアルの自動表示、通話のモニタリングなどにより、オペレーターやスーパーバイザーの応対力向上を支援している。

 今回の新版では、NTTの研究所が開発した次世代メディア処理AIを連携することで、従来よりも少ないデータ量で精度向上が可能になったという。また、音声データ入力からテキスト出力までをオールインワンで実現するエンドトゥエンドの音声認識技術によって、顧客側の発話内容の音声認識率が最大9%向上し、高精度な音声認識を実現。話し言葉やくだけた表現などもさらに認識できるようになったとしている。