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DDN、VM awareストレージ「Tintri」をクラウド環境で利用できる「Virtualシリーズ」を発表

10の独自機能により、効率的で管理性の高いハイブリッドクラウドを実現へ

 株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(DDN) Tintri事業部は15日、Tintri neXtとして、仮想化向けストレージ「Tintri VMstore」を仮想プラットフォームへ進化させた「Virtualシリーズ」と、10の独自機能を発表した。

 Tintri VMstoreは、仮想環境におけるストレージ管理の課題を根本的に解決するために開発された、仮想マシン(VM)を認識できるストレージ(VM aware storage)。従来のLUN/ボリュームという管理とはまったく異なる設計思想に基づいて開発されており、従来のストレージとは異なるインテリジェンスを備える点を特徴としてきた。

 今回発表された「Virtualシリーズ」では、このTintri VMstoreをクラウドプラットフォームで提供するという。また同シリーズでは、効率的で管理性の高いハイブリッドクラウドを実現する10の独自機能を提供するとのこと。

 10の機能はいくつかのカテゴリに分かれている。

 例えば、“データ保護にかかる費用と複雑さを軽減”のカテゴリでは、クラウドへのバックアップを可能にし、コストのかかるバックアップソリューションを追加購入することなく、スナップショットファイルインデックスを活用した、高速なファイルリカバリを実現する「クラウドへのバックアップ」、Tintriの非同期レプリケーションを利用してクラウドにレプリケーションし、オンプレミスのワークロードを即座に保護する「クラウドへのレプリケーション」などが用意された。

 また“ハイブリッドクラウドのワークロード管理を簡素化”では、データ再配置ツールの強化により、オンプレミスからクラウドへ仮想ワークロード移行の柔軟性を向上させる「ワークロード移行」、Tintri Global Centerにより、より多くのサイト、Tintri VMstore、仮想ワークロードを簡単に統合管理できるようにする「クラウド管理の一元化」の両機能が提供される。

 これらの機能は、今後15カ月にわたって提供が開始される予定だが、セキュリティサービスを別途利用することなく、自動脆弱性スキャンにより、本番システムに影響を与えることなくリスクを特定できる「データセキュリティサービス」機能と、VMware Tanzu、および一般的なKubernetesディストリビューションをサポートする「Tanzuインテグレーション」の両機能は、9月15日より提供が開始された。

 このほか、次世代プラットフォームの展開に伴い、いくつかのベータプログラムを開始する予定としている。