DDN、仮想化向けストレージ「Tintri VMstore」でNVMeベースの新モデル「T7000シリーズ」を提供

　株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン（DDN）のTintri事業部は25日、仮想マシンを認識できるストレージ「Tintri VMstore」において、NVMeベースのオールフラッシュモデル「同 T7000シリーズ」を国内で販売・提供開始すると発表した。

　Tintri VMstoreは、仮想環境におけるストレージ管理の課題を根本的に解決するために開発された、仮想マシン（VM）を認識できるストレージ（VM aware storage）。従来のLUN/ボリュームという管理とはまったく異なる設計思想に基づいて開発されており、従来のストレージにはないインテリジェンスを備えているという。

　「T7000シリーズ」はその新モデルで、高速なNVMeベースのフラッシュドライブを搭載したモデルとなる。NVMeシステムについては、AI、アナリティクス、ディープラーニング（深層学習）などの高IOPS環境において実績を持つ、DDNストレージシステムが採用している信頼性の高いNVMeハードウェアを採用。NVMeによるパフォーマンスと効率性によって、フットプリント内でより多くのVMをサポートできるほか、従来のオールフラッシュシステムと同等の価格で、30％高速なパフォーマンスを実現するという。

　また、利用企業は必要なパフォーマンスレベルとストレージ容量を選択可能となっており、変化するビジネスニーズに合わせてシステムを容易に拡張できる点も特徴。無停止型のドライブ・バイ・ドライブ拡張を利用し、ダウンタイムなしに10台から最大24台までドライブの増設を行えるとした。

　さらにセキュリティ面では、自己暗号化ドライブ(SED)やFIPS準拠のソフトウェア暗号化(KMIP)を搭載する。