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ウイングアーク1stのクラウド型データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」、データ連携機能を強化

連携DBとの同期処理や差分データのみの更新が可能に

 ウイングアーク1st式会社は1日、クラウド型データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」のデータ連携機能を強化し、同日より提供開始すると発表した。

 ウイングアーク1stでは、企業内に蓄積された多様なデータを高速に集計するソフトウェアとして「Dr.Sum」を提供しているが、今回機能強化が発表されたDr.Sum Cloudはそのクラウド版。データを可視化するインターフェイスのBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」やMicrosoft Power BI、Tableauなどと連携することで、クラウド環境での高速集計・分析業務を支援している。

 昨今では、全体最適でのデータドリブンな意思決定を行える環境を整備するニーズが高まってきていることを受け、今回は、Dr.Sum Cloudがさまざまなシステムと柔軟にデータを連携できるよう、機能強化を行った。

 具体的には、指定したキー項目をもとに差分のデータのみを更新できる「差分更新機能」や、連携するデータベースと同期処理(追加・更新・削除)を行える「同期処理機能」を新たに搭載している。

 このうち差分更新機能を利用すると、大量データや、SFA・CRMなど更新頻度の高いデータと連携する際に、簡単な設定で差分更新を行えるようになるため、開発・運用工数が削減できるほか、システム負荷軽減にもつながるとのこと。

 一方、同期処理機能の実装により、商品の在庫状況や属性、会員情報などのマスターリスト管理において、リアルタイムな同期処理が可能になったとしている。なお、同期処理できるデータベースは、IBM DB2、Microsoft SQL Server、Oracle Databaseの3つである。

 なお、新機能はSmallライセンス以上が対象となる。Dr.Sum Cloudの価格は、Smallライセンスの場合で月額25万円(税別)から。別途、初期費用50万円が必要となる。