ニュース

メシウス、現場とIT部門の共創開発を支援するローコード開発基盤「Forguncy V10」

 メシウス株式会社は、ローコード開発プラットフォーム「Forguncy」において、画面開発効率を向上させるとともに、システム管理を強化する新機能を追加した新版「同 V10」を、10月30日にリリースすると発表した。

 Forguncyは、基幹システムと連携できるノーコード/ローコードWebアプリ開発プラットフォーム。Excelライクな画面開発ツールを提供しており、入力画面やデータ一覧表、ダッシュボードなどを画面UI部品で構築できるほか、アプリ開発用の機能だけでなく、承認プロセスを実現するワークフローや、メールによる通知、データへのアクセス権限、Active Directoryと同期したユーザー管理など、業務システムの構築・運用に求められるさまざまな機能が提供されている。

 今回の新版では、業務部門とIT部門が密に連携しながらシステムを“共創”できる環境を提供することにフォーカスし、機能強化を行った。現場の課題を熟知した業務の専門家が、IT部門と協力しながら効率的なシステムを設計・構築することで、より業務にフィットしたアプリケーションの開発が可能になるという。

 具体的には、まず、検索ウィンドウやフォームなど、よく使用されるパーツを共通部品として登録し、再利用できる新機能「カスタムセル」を追加した。これにより、複数画面で同じパーツを使い回せるようになるので、開発者の作業効率が向上するとのこと。また、画面作成の標準化が進むことから、メンテナンス作業の時間削減にも貢献できるとしている。

社員名を検索するパーツをカスタムセルで作成した例

 また、運用環境である「Forguncy Server」には、サーバーのリソース状況をリアルタイムで管理できる「モニター機能」が追加された。システムのパフォーマンスやリソース消費量の確認を随時行えるため、適切なリソース管理を実現する。また、各アプリケーションごとのフィルタリングにも対応しており、特定アプリのリソース消費状況を詳細に追跡して、問題を迅速に発見・対処する、といったことも可能になるという。

モニター機能の画面。Forguncy Serverのサーバー管理ポータル上に表示される

 なお、現在Forguncyを利用中で、保守サービスを契約している場合には、V10へバージョンアップを無償で行えるとのことだ。