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セキュリティ運用支援ソフト「LogStare Collector 2.3.2」、Amazon CloudWatch Logsのログ収集に対応

 株式会社LogStareは30日、セキュリティ運用支援ソフトウェア「LogStare Collector」の新版「同 2.3.2」を提供開始したと発表した。

 LogStare Collectorは、LogStare社が親会社であるセキュアヴェイルから開発を引き継いだ、企業のセキュリティ運用を支援するソフト。ITインフラの死活監視、性能監視、ログ管理をワンパッケージで実現できる点を特徴としており、ネットワーク機器やサーバーなどの社内システムの可視化、障害監視、ログ収集の自動化を最低限の設備で行えるという。

 今回の新版では、Amazon Web Services(AWS)が提供しているログ管理サービス「Amazon CloudWatch Logs」のログ収集に対応した。Amazon CloudWatch Logsは、オンプレミスサーバーに加えて、Amazon EC2やAWS Network Firewall、AWS WAFなど、AWSのログを一元管理できるサービスで、LogStare Collectorがこのログを収集することにより、AWSを含めた複数のクラウドサービスを利用する環境や、オンプレミスと併用するハイブリッドクラウド環境におけるログの集約が、より簡便になるとしている。

CloudWatch LogsのログをLogStare Collectorで収集し検索している様子

 なお、LogStare Collectorは2021年11月に、Amazon CloudWatchによるメトリクスの監視に対応しており、さらにログへの対応を期待するユーザーが多かったことから、今回の新版で実装したとのこと。今後は、AWS WAFやAWS Network Firewallに対応したログ分析テンプレートの提供も予定されている。

 製品はこれまで通り、無償版(監視対象10台まで)と有償版が用意される。有償版はシステム監視のみ、またはログ収集のみに機能を限定したライセンスの「Limited」と、機能限定のない「Pro」が用意されており、1ライセンスあたりの価格(税別)は、Limitedの初年度が29万8000円、次年度以降が年間5万9600円。Proは初年度が49万8000円、次年度以降が年間9万9600円となる。