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LogStare、AWSに特化したSaaS型ログ分析プラットフォーム「LogStare for AWS」を提供

 株式会社LogStareは8日、Amazon Web Services(AWS)のログ分析・監視に特化したクラウド型ログ分析プラットフォーム「LogStare for AWS」を提供開始すると発表した。

 「LogStare」は、親会社であるセキュアヴェイルの監修のもとでLogStare社が開発している、純国産のSaaS型ログ分析・セキュリティ運用プラットフォーム。クラウドからオンプレミスまでのさまざまなIT製品を対象に、企業内で発生するログや監視データを一元管理しでき、日々のネットワーク監視やインシデント発生時の原因分析、AIによる将来予測を一気通貫で実現することにより、企業のシステム運用を支援するという。

 AWS向けには、2022年からログ管理サービス「Amazon CloudWatch Logs」のログ収集と分析の機能を提供しており、これらのデータを基に、セキュリティ運用のさまざまな観点に基づくレポートやアラートを可能にしているが、今回はこのレポート・アラートのテンプレートを体系化し、AWSの管理に特化した形で再構成したSaaS型のログ分析プラットフォームとして、「LogStare for AWS」を新たに提供する。

 「LogStare for AWS」では、AWSの管理コンソールへの不正ログインや不正操作の監査、AWS上のサーバーへの攻撃件数の把握、情報漏えいにつながる可能性のある通信の検知など、セキュリティ運用を支援するレポート/アラートを自動化できるほか、リソース使用状況の可視化、予測など、システム運用に役立つウィジェットも備えているとのこと。

 価格は月額5万円からで、分析対象はAWS CloudTrail、AWS WAF、AWS Network Firewallから選択可能だ。なお、分析対象は今後も追加される予定。

LogStareのアラート画面。SOCが定義したアラート条件があらかじめ登録されている
各種ウィジェットで視覚的に現状を把握できる。リソースのAI予測も可能