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セキュリティ運用支援ツール「LogStare Collector」、Amazon CloudWatchのメトリクスデータ収集に対応

AWSのリソースやアプリケーションの監視、ログ分析が可能に

 株式会社LogStareは18日、次世代マネージドセキュリティプラットフォーム「LogStare」の新版において、Amazon Web Services(AWS)の監視サービス「Amazon CloudWatch」に対応したと発表した。これにより、LogStareでAWSのリソースやアプリケーションの監視と、ログ分析を行えるようになるという。

 LogStareシリーズは、同社の親会社であるセキュアヴェイルの持つセキュリティ運用ノウハウと、ログのビッグデータ分析を実現する大量データ分散技術を用いて開発された、純国産のマネージドセキュリティプラットフォーム。システム監視、ログ管理、AI予測といった機能をワンパッケージで提供しており、セキュリティインシデントの早期発見と問題の絞り込みを容易に行えるため、インシデントの原因調査の手間と時間を短縮できるという。さらに、監視データとログデータのビッグデータ化によって、将来起こりうる障害のAI予測にも対応するとのこと。

 今回は、セキュリティ運用支援ソフトウェア「LogStare Collector」の新版「同 バージョン2.1.3」において、AWS コマンドラインインターフェイス(CLI)を用いてAmazon CloudWatchのメトリクスデータを収集し、LogStare上でAWSのリソースやアプリケーションの状況を監視ができるようになった。これにより、AWS環境と、ほかのオンプレミスのサーバーやネットワーク機器のステータスを1つの画面に集約して管理を行えるようになったため、AWSの利用状況と社内ネットワークのトラフィックの相関関係を分析するなど、従来より高度な分析が可能になったとのこと。

 なおLogStare社では、LogStare Collectorはフリーソフトウェアとして提供されているので、誰でも手軽に、AWSを含むハイブリッドクラウド環境の監視環境を構築できるとアピールしている。

AWSのCPUクレジットの推移を可視化した画面