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NECネッツエスアイ、LGWAN経由「Box」の利用を可能にする自治体向けサービスを提供

 NECネッツエスアイ株式会社は29日、LGWAN-ASPセキュリティ基盤から提供するクラウドサービスの第一弾として、「Boxセキュアアクセスサービス for LGWAN」のサービス受け付けを開始した。サービスは、10月から提供を行う予定。

 Boxセキュアアクセスサービス for LGWANは、法人向けのクラウド型コンテンツ管理サービス「Box」に、LGWAN経由で接続できるサービス。J-LISに準拠したLGWAN-ASPサービスとなり、NECネッツエスアイのLGWAN-ASPセキュリティ基盤において、セキュリティ対策や無害化処理を自動で行う。これにより、自治体職員がファイル無害化を意識した操作を行うことが不要となり、負担を軽減できる。

 LGWAN接続系端末以外にも、庁外への持ち出し端末や、外部の事業者が使用している端末など、BoxのURLを知っていればアクセスが可能です。また、専用端末の利用や外部記憶媒体を介した資料の受け渡しがなくなり、紛失のリスクを排除する。

 また、NECネッツエスアイの自社実践や導入実績を元に、導入の支援から運用ポリシーの設計、保守・サポートまでをワンストップで対応し、最適な運用を提案する。

 LGWAN-ASPサービス基盤の利用料は、年間ライセンスで1ユーザーあたり3万円(税別)。最小ユーザー数は5ユーザーで、初期導入費用、Box各種ライセンスは含まれない。

 NECネッツエスアイでは、自社実践で培った働き方改革のノウハウを自治体に展開するとともに、各種クラウドサービスの利用状況を分析して得られるデータを活用した新たな価値の創出・提案を通じて自治体のDX化に貢献し、LGWAN-ASPサービス事業関連で2023年度に受注100億円を目指すとしている。