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NECネッツエスアイ、自治体向けLGWAN-ASPサービスのラインアップを強化し、広域共同利用サービスとして本格展開

 NECネッツエスアイ株式会社は24日、自治体の働き方改革やペーパーレスなどを目的として、NECネッツエスアイが拡充を進めてきたLGWAN-ASPサービス群のラインアップを強化し、広域共同利用サービスとして本格展開を開始すると発表した。

 本格展開を開始する広域共同利用サービスは、より安価に、少ない運用負担でデジタル化を実現したいという自治体のニーズに応えるもので、NECネッツエスアイが自治体向けに提供するサービス群を、複数自治体の共同利用という形で提供することにより、導入コストと運用負担の軽減に貢献する。加えて、NECネッツエスアイが企業向けDXソリューションの提供で培ってきたノウハウを結集した、Symphonictのマルチクラウド環境を活用することで、各種クラウドサービスのスムーズな連携によるシームレスなデジタル化を実現する。

広域共同利用サービスにより自治体のさまざまな課題を解決

 また、ペーパーレス化を促進する文書管理サービス「FilingStars for LGWAN」をラインアップに加えたことで、働き方のデジタルシフトを実現するサービスメニューを、LGWAN環境・インターネット環境双方の自治体に対して提供可能となったことから、今後の自治体におけるデジタル化の加速を見据え、広域共同利用サービスとしての本格展開に踏み切った。

 FilingStars for LGWANは、J-LIS仕様に準拠したLGWAN-ASPサービスとして、安全な文書の管理・活用サービスを提供。LGWAN接続系の複合機から紙文書を電子化し、電子文書を一元的に登録・管理する。さらに、格納した文書に属性とアクセス権を付与することで、情報の整理と管理を行える環境を提供。従来、紙文書ではできなかった文書の検索、保存期限設定も可能となり、効率的な運用を実現する。NECネッツエスアイは、9月にFilingStars for LGWANの利用受付を開始し、12月から提供を行う予定。

 NECネッツエスアイは、働き方のデジタルシフトを実現するマルチクラウドサービスの提供で培ったノウハウを自治体向けにも展開し、今後も自治体DX推進のトップランナーとしてラインアップ強化に取り組んでいくと説明。自治体DX関連事業で、2023年度に受注100億円を目指すとしている。

「FilingStars for LGWAN」のサービス概要