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クラウドストレージ「Box」、LGWAN-ASPサービスを利用して接続可能に

 株式会社Box Japanは11日、LGWAN-ASPサービスを利用し、自社のクラウドストレージ「Box」に接続可能になったと発表した。

 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営するLGWAN(総合行政ネットワーク)は、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続したセキュアな広域ネットワーク。LGWANのユーザーである地方公共団体の職員に、LGWANを介して各種行政事務サービスを提供するLGWAN-ASPという仕組みも提供されており、現在では、さまざまなサービスがインターネット接続環境と分離されたLGWAN接続により、セキュアに利用可能となっている。

 今回は、クラウドストレージを中心としたコンテンツ活用基盤として利用が拡大しているBoxが、このLGWAN-ASPサービスを用いて接続可能になった。具体的なサービスとしては、株式会社BSNアイネットが提供するLGWAN/パブリッククラウド連携プラットフォーム「iNET Cloud Gateway for LG」の「BOX接続サービス」として利用できるとのこと。

 なおBoxではすでに、二要素認証への対応、共有するファイルの機密情報に応じて閲覧権限をコントロールできる仕組み、ファイルにアクセスしたユーザーのアクセス履歴やAIによる行動パターン分析から異常利用を検知できる仕組みなどにより、セキュリティを強化してきたとアピールした上で、今回、LGWAN接続による内部環境からもBoxへアクセスできるようになることから、外部からのサイバー攻撃を受けるリスクなども軽減できるとしている。