クアルトリクス、日本リージョンのAWSクラウドを利用した「Qualtrics XM」サービスを提供

　クアルトリクス合同会社は20日、同社が提供するエクスペリエンスマネジメント（XM）ツール「Qualtrics XM」について、日本国内（東京リージョン）のAmazon Web Services（AWS）を利用したサービス提供が可能になったと発表した。

　クアルトリクスでは、日本で2022年4月に個人情報保護法が改正されたことを受け、国内のデータセンターにおいても改正法への対応が求められており、こうした中で、日本のAWSクラウドを利用したサービス提供が可能になったことで、国内の企業・組織が準拠する必要のある業界規制やセキュリティ要件への対応が可能になったと説明。これにより、日本国内に拠点を持つクアルトリクスの顧客企業・組織は、最高水準の可用性・パフォーマンス・耐障害性のメリットを享受し、顧客と従業員に対するインサイトを、よりスピーディ・効率的に取得できるとしている。

　また、今回の日本データセンター稼働開始により、これまで北米やヨーロッパ、アジア太平洋地域で提供していたサービスと同等のサービスを、日本で提供可能になるとしている。

　クアルトリクスでは、顧客や従業員が受けるエクスペリエンスの改善に取り組みたいという日本企業・行政機関からの高まる要望に応えるため、4月に新たに東京オフィスを拡大移転するなど、日本市場への投資拡大を続けており、今回のデータセンター稼働開始はその一環になるとしている。